事業内容
当社は、北海道の豊かな自然の中でえぞ鹿の捕獲と集荷を専門に行っております。持続可能な狩猟を通じて、地域の環境保全と食文化の発展に貢献しています。
えぞ鹿の捕獲(狩猟)
北海道の広大な自然の中で、えぞ鹿の個体数管理を目的とした狩猟を行っています。えぞ鹿は北海道の生態系において重要な役割を担う動物ですが、近年その個体数が増加し、農作物への被害や森林環境への影響が懸念されています。適切な捕獲を行うことで、生態系のバランスを保ち、地域の農業や自然環境を守ることにもつながります。
私たちは、安全で正確な狩猟を心がけ、猟銃や罠を適切に使用してえぞ鹿を捕獲します。狩猟の際には法律やルールを厳守し、環境に配慮した方法で作業を行っています。また、捕獲したえぞ鹿は、食肉としての活用を前提に迅速かつ適切な処理を施し、新鮮な状態を保つよう努めています。
えぞ鹿の集荷(回収・搬送)
捕獲したえぞ鹿は、迅速に適切な処理施設へ運ぶ必要があります。当社は、山中や狩猟現場からえぞ鹿を回収し、食肉加工施設へと安全に搬送する業務も担っています。
えぞ鹿の肉は新鮮さが重要であり、迅速な処理が求められます。そのため、専用の搬送車両を使用し、適切な温度管理を徹底しながら運搬を行っています。また、衛生管理にも細心の注意を払い、安全で高品質なえぞ鹿肉を提供するための第一歩として、丁寧な取り扱いを心掛けています。
さらに、地域の猟師仲間と協力し、他のハンターが捕獲したえぞ鹿の集荷・搬送のサポートも行っています。こうした取り組みを通じて、えぞ鹿の資源を無駄にせず、より多くの人々に安全で美味しいえぞ鹿肉を届けることを目指しています。
持続可能な狩猟への取り組み
当社は、単にえぞ鹿を捕獲するだけでなく、自然と共生しながら持続可能な狩猟を実践することを大切にしています。えぞ鹿の命に感謝し、その恵みを余すことなく活用することを信念とし、安全で質の高いえぞ鹿肉を提供できるよう努めています。
これからも、北海道の自然と地域社会に貢献できるよう、責任ある狩猟と集荷を続けてまいります。
鹿肉について
えぞ鹿肉の栄養
鹿肉は鶏肉(ささみ)に似て低脂肪です。鉄(Fe)は、ビタミンCと一緒に食べると吸収されやすくなります。銅(Cu)も鉄の吸収を助ける働きをします。普段食べている肉を鹿肉に換えると有効なビタミンを効率的に摂取できるといえそうです。
えぞ鹿肉の有効活用について
今なぜえぞ鹿肉が注目されているのか、欧米では狩猟で捕獲された野生動物の肉はジビエとして、フランス料理などで高級食材としてえぞ鹿肉が使われています。これからの北海道の高級食材として、今大変注目されている食材でもあります。有害鳥獣で多大な農林業被害をもたらすえぞ鹿は、ただ排除するだけではもったいない。北海道の資源として有効活用に取り組んでおります。